我々が子供の頃は、一般家庭ではタマゴは高価な食べ物で、何かのお祝いや病気の時しか、口に入る機会がなかったことをよく記憶しています。
最近は、養鶏業界は大型化が進み、タマゴが大量生産され、社会からも『タマゴは物価の優等生』と評価を得られるほど、非常に安価な栄養源(食品)として認識されています。しかし、最近はタマゴの値段ばかりが強調され、昔ながらのコクのある味わいのタマゴが少なくなってきたことは、非常に残念に感じております。
私どもは、長年、消費者団体との交流を通じて、常に『皆様の胃袋を預かっている』という気持ちを持ち続けています。また、消費者の声に耳を傾けると、『本当に美味しいタマゴはお金を払ってでも買って下さる』ことも分かりました。
ただ安く大量生産するのではなく、将来を担う子供達にも安心してお届けできるような、味と安全を重視したタマゴの生産を行っております。
幸い、タマゴの味については、コクがあり、とろける味わいがある『中トロ』と評価され、東京の築地の卵焼き専門店(寿司用の厚焼き卵焼きなどを製造)にも採用されております。
安全に関しては、自社検査室においてタマゴの鮮度検査などを実施しておりますが、これはあくまで補完的なものです。製品の安全性の確認、ならびにニワトリの健康管理は、公平・公正を期す為に、フィールドでは養鶏研究の第一人者である加藤宏光農学博士(獣医師)が主催する第三者研究機関である㈱ピーピーキューシー研究所に依頼し、適切な衛生環境を作り上げています。
『消費者の声を財産にして、タマゴの味を追求』『子供達に安心・安全なタマゴを届けたい』という基本姿勢で、タマゴの生産を続けております。
この機会に、まごごろを込めて生産したタマゴをご賞味下さい。
創業 | 昭和35年4月 |
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都路グループ |
有限会社都路のたまご 代表取締役社長 榎本利雄 有限会社都路ファーム 有限会社都路農場 代表取締役社長 渡辺啓二 |
営業業務 | グループ農場・GP工場で生産された鶏卵及び鶏卵加工品の仕入・販売 |
主な納品先 | 株式会社イトーヨーカ堂 / 株式会社オータニ / 株式会社カスミ / キユーピータマゴ株式会社 /キトクフーズ株式会社/JA全農たまご株式会社 /株式会社鈴廣蒲鉾本店 / つきぢ松露株式会社 / デニーズ / 中沢乳業株式会社 / 株式会社日本アクセス /株式会社文明堂東京 / 株式会社リオン・ドールコーポレーション / 株式会社ヤオコー / 横濱元町 霧笛楼 / 株式会社ヨークベニマル その他(五十音順・敬称略) |
昭和35年4月 | 創業者 榎本重男、埼玉県八潮村において家業(農業)を手伝いながら養鶏を50羽から始める(現 八潮市) |
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昭和42年 | 採卵鶏5,000羽を持って独立 |
昭和44年 | 育雛場として大山農場(茨城県境町)、成鶏農場として石下農場(茨城県石下町)を建設 |
昭和46年9月 |
(有)重利鶏園(埼玉県八潮村)を設立(現 八潮市) 大山農場に成鶏舎を建設 大山農場にて産卵日 日付のパック卵と液卵を開始 |
昭和48年 | 福島県の都路村に農場建設 |
昭和51年4月 | 福島県田村郡都路村に(有)都路農場を設立(現 田村市都路町) |
昭和53年 | (有)重利鶏園が馬立農場(岩井市)を買収(現 坂東市) |
昭和58年4月 | グループの販売会社となる(有)都路のたまごを設立(現:坂東市) |
昭和58年 | 馬立農場を改築しインライン設備にする |
平成9年 | 自社発酵鶏糞のみを肥料として米作りを開始する |
平成10年 | イトーヨーカ堂NB商品として「食べる健康」(たまご)が販売開始となる |
平成11年11月 | 都路グループが山崎農場、沓掛GPセンター(坂東市)下妻農場(下妻市)を買収 |
平成11年12月 | (有)都路のたまご岩井GPセンターを新設する |
平成13年10月 | 山崎農場、下妻農場を旧社名から(有)都路ファームへ社名変更する |
平成15年 | イトーヨーカ堂PB商品として「まごころたまご」が販売開始となる |
平成16年6月 | 都路グループが福島県の平田農場(平田村)、石川農場(石川町)、白河GPセンター(白河市)を買収 |
平成17年5月 | (有)重利鶏園と(有)都路ファームが合併して(有)都路ファーム(坂東市)となる |
平成19年 | 循環型の米作り開始から10年経過 |
平成21年 |
沓掛GPセンターを精米所へ内装変更する イトーヨーカ堂で循環型食品の一環として当社の発酵鶏糞のみの肥料で収穫した米を販売(まごころたまご・まごころ米) 自社の発酵鶏糞のみの肥料で土作りを行い「循環型」を強化すべく福島県泉崎村にて圃場を開始する |
平成22年 |
創業50周年を迎える 山崎農場に収容可能羽数27万羽の鶏舎を建設、グループ収容可能羽数が250万羽となる |
平成24年 |
イトーヨーカ堂と産卵日日付を開始してから40周年を迎える 循環型の米作り開始から15年経過 |
平成24年9月 | 下妻農場閉場、グループ収容可能羽数が230万羽となる |
平成27年2月 | GPHACCP認証取得(都路のたまご岩井GPセンター) |
平成29年10月 | 循環型の米作り開始から20年、自社約5ha・協力農家約175ha・合計180haとなる |
平成29年12月 | 石川農場老朽化の為、休場 |