都路グループでは、創業以来、安全・安心の美味しい卵を新鮮なままお届けしてまいりました。
一方、鶏糞の100%の資源循環には困難な課題がありました。
長年の試行錯誤の結果、極限環境微生物の一つである好熱性微生物(高温下で活動する微生物群)と鶏糞の管理技術を活用することによって、従来にない高品質の特殊肥料の生産が可能となり、次世代型の循環型農業のツールとして実用化されています。
健康な鶏由来の糞を70-90℃の発酵温度をもたらす好熱性微生物を用いて、高温発酵工程を経た上で、発酵肥料を生産することが可能となります。
大学・研究機関の知見から、土壌・施肥条件を管理した上で当該肥料を活用することによって、作物の品質を高めることが明らかになっています。
- 高温発酵
- 静菌作用
- 温暖化ガス抑制
- 好熱性微生物(米国ATCC国際登録済・PTA-1773)
当該肥料は、土壌中のカビに対する静菌作用があるために、土壌の健全化に寄与し、作物の安定生産をサポートします。そして、土壌のカビが発生させる温暖化ガス(一酸化二窒素※)の発生抑制に貢献することが期待されています。
※二酸化炭素の約300倍の温暖化係数
(共同研究機関:千葉大学大学院・融合科学研究科・生物化学研究室)
作物名 | 作付面積 |
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米 | 180ha |
白菜 | 360ha |
キャベツ・ネギ | 150ha |
レタス・チンゲン菜 | 80ha |
その他の作物 | 60ha |
※2018年3月1日現在