循環型農業について有限会社都路のたまご

都路グループでは、創業以来、安全・安心の美味しい卵を新鮮なままお届けしてまいりました。
一方、鶏糞の100％の資源循環には困難な課題がありました。

長年の試行錯誤の結果、極限環境微生物の一つである好熱性微生物（高温下で活動する微生物群）と
鶏糞の管理技術を活用することによって、従来にない高品質の特殊肥料の生産が可能となり、
次世代型の循環型農業のツールとして実用化されています。

健康な鶏由来の糞を70-90℃の発酵温度をもたらす好熱性微生物を用いて、高温発酵工程を経た上で、発酵肥料を生産することが可能となります。

大学・研究機関の知見から、土壌・施肥条件を管理した上で当該肥料を活用することによって、作物の品質を高めることが明らかになっています。

当該肥料は、土壌中のカビに対する静菌作用があるために、土壌の健全化に寄与し、作物の安定生産をサポートします。そして、土壌のカビが発生させる温暖化ガス（一酸化二窒素※）の発生抑制に貢献することが期待されています。

※二酸化炭素の約300倍の温暖化係数
（共同研究機関：千葉大学大学院・融合科学研究科・生物化学研究室）

※2018年3月1日現在